お子さんからの「10-3は7なのに、どうして8、9、10は3個なの?」という質問は、数学的な概念を分かりやすく伝える良い機会です。この疑問には、数の「差」や「個数」に関する理解を深めるための説明が必要です。この記事では、この質問をどのように説明すればいいか、簡単に解説します。
「10-3は7」という理解から考える
まず、「10-3は7」という計算の意味を確認します。この式は、10から3を引くと7になるということを示しています。これは、10個のものから3個を取り去ったときに残る数が7個であるという意味です。
お子さんが混乱しているのは、「8、9、10は3個」という部分だと思われます。ここで重要なのは、10個のものから3個を引いた後、残りの数(7個)と、3個の引き算の間にある関係を理解することです。
「8、9、10は3個」とはどういう意味か
次に、「8、9、10は3個」という部分について考えましょう。この説明は、数の並びを数えることから来ている可能性があります。お子さんは、8、9、10という数が「3個」として一つのセットとして捉えているので、なぜこれが「3個」となるのか混乱しているのです。
これを解消するためには、「8から10までの数を数えると、8、9、10の3つの数字がある」という説明が必要です。このように、連続した数を「数える」感覚を持たせることがポイントです。
数を「セット」として理解する方法
「10-3は7」から、「8、9、10が3個」という考え方を繋げるために、数を「セット」として考えさせる方法が有効です。例えば、「10個のリンゴがあって、3個を取り去ったら、残りの7個のリンゴがある。それでも、8、9、10と数えると、3つのリンゴが残っているんだよ」と伝えると、より直感的に理解できるかもしれません。
また、物の個数を使った実際の例(例えば、おはじきやおもちゃを使って)を使うと、より理解が深まります。
まとめ
お子さんの質問「10-3は7なのに、どうして8、9、10は3個なの?」に答えるためには、数の「差」と「個数」をしっかりと区別し、数えることやセットとして考える方法を示すことが大切です。おはじきや手を使って視覚的に説明すると、より理解しやすくなります。お子さんが納得するように、ゆっくりとステップを踏んで説明してあげてください。
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