AutoCAD Civil 3Dを使用して、3D座標データから法面の出来形展開図を作成し、面積を算出する方法について解説します。これにより、造成計画や土量計算の効率化が図れます。
1. コリドーを用いた法面の作成
まず、コリドーを作成し、アセンブリを設定します。アセンブリには、切土や盛土の法面勾配を定義します。これにより、コリドーに沿った法面が自動的に生成されます。
2. 法面サーフェスの生成
コリドーから法面サーフェスを抽出するには、「コリドーツール」パネルの「抽出コリドー ソリッド」機能を使用します。これにより、切土・盛土の法面がサーフェスとして作成されます。
3. 面積の算出
作成したサーフェスの面積を算出するには、サーフェスを選択し、プロパティの「解析」タブから「サーフェス プロパティ」を開きます。ここで、面積や体積などの統計情報を確認できます。
4. ハッチングによる面積確認
さらに、ハッチングを使用して面積を視覚的に確認することも可能です。ハッチングを適用した領域の面積は、プロパティで確認できます。
まとめ
AutoCAD Civil 3Dを活用することで、3D座標データから効率的に法面展開図を作成し、面積を算出することができます。これにより、土木設計や造成計画の精度向上と業務効率化が期待できます。
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