生コンの配合に関する図面に「30-18-20(25)」と記載されている場合、その「(25)」が何を意味するのか、特に初心者にはわかりにくい部分です。この記事では、この配合表示が示す意味と「(25)」の解釈について詳しく解説します。
生コン配合とは?
生コン配合は、コンクリートを作る際に使用するセメント、骨材(砂や砂利など)、水の比率を示すものです。通常、数字で示された配合は、セメント、細骨材、粗骨材の割合を意味します。例えば、「30-18-20」という配合は、セメント30%、細骨材18%、粗骨材20%という意味です。
この配合比率を変更することで、コンクリートの強度や耐久性などを調整することができます。設計に応じた適切な配合が求められます。
「(25)」の意味
「30-18-20(25)」の「(25)」は、骨材の最大粒径を示しています。この場合、骨材の最大粒径が25㎜であることを意味します。つまり、このコンクリートの配合では、最大25㎜の骨材(例えば砂利や砕石)を使用することを前提にしているということです。
これにより、コンクリートの強度や流動性、施工性などが決まります。骨材の粒径が大きいほど、コンクリートはより強度が高くなる傾向がありますが、流動性や施工性に影響を与えることもあります。
骨材サイズが20㎜でも25㎜でもよいということではない
質問者が指摘した「骨材が20㎜でも25㎜でもよいという意味でしょうか」という点についてですが、これは誤解です。「(25)」の意味は、最大粒径が25㎜であることを示しており、20㎜の骨材を使用することは、この配合設計には適していません。
もし20㎜の骨材を使用したい場合は、配合比やその他の条件を見直す必要があります。適切な骨材サイズを使用しないと、コンクリートの特性が意図した通りに発揮されないことがあります。
まとめ
「30-18-20(25)」という生コンの配合は、セメント30%、細骨材18%、粗骨材20%、最大粒径25㎜の骨材を使用することを示しています。「(25)」は骨材の最大粒径を指し、骨材のサイズが20㎜ではなく、25㎜を使用することが前提となります。適切な配合と骨材サイズを選ぶことは、コンクリートの性能に大きな影響を与えるため、設計に従って慎重に選定することが重要です。
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