高校数学Ⅱの弧度法に関する質問にお答えします。問題で7π/3をπ/3とすることが誤りなのか、それとも2πを消す方法が正しいのか、という点に関して詳しく説明します。この記事では弧度法の基本的な概念と、2πを消す手法について説明します。
弧度法の基本的な理解
弧度法は、角度を円周率πを使って表す方法です。1周(360度)は2πラジアンであり、これを基に角度を計算します。例えば、1ラジアンは円周上の弧の長さが半径と等しい角度です。
そのため、弧度法では角度が大きくなった場合、その角度が1周を超えても、2πを引いて、0から2πの範囲に収めることが一般的です。この操作を使うことで、角度を簡単に表現できます。
7π/3をπ/3とするのは誤り
問題で「7π/3」を「π/3」としてしまう理由は、恐らく「2πは1周」と考え、7π/3から2π(すなわち6π/3)を引いて、残りのπ/3としたためだと思われます。しかし、この方法は正しくありません。
実際には、弧度法で角度が2πを超える場合、角度が複数回の1周を含んでいるため、2πを引く操作は必要ですが、この場合「7π/3」をそのまま2πの範囲内に収めることは、計算を誤って簡略化することになります。7π/3の正しい計算は、7π/3から6π/3を引いて、π/3となることです。
2πを消す操作について
角度が2πを超える場合、実際には「1周を超える部分」を除去して、0から2πの範囲に収めます。つまり、7π/3は6π/3(2π)を引いてπ/3になるという計算になります。この操作は正しい方法であり、結果として得られる角度はπ/3です。
したがって、2πを消すことは、角度を簡略化するために必要な操作であり、計算方法としては間違いではありませんが、7π/3をそのままπ/3とするのは誤った表現になります。
まとめ
7π/3をπ/3とするのは誤りであり、2πを引くことによって正しい角度を求めることができます。弧度法では、角度が2πを超えた場合は、2πの倍数を引いて範囲内に収めることが一般的な操作です。このような基本的な計算を理解することで、今後同じような問題にも対応できるようになります。
コメント