この問題では、不等式 -√3 < tanθ < 1 を解く方法について考えます。与えられた範囲は 0≦θ<2π です。解法のステップを順を追って見ていきましょう。
tanθの基本的な特性
まず、tanθは三角関数の一つで、tanθ = sinθ / cosθ です。tanθの値はθが変わるとともに周期的に変化し、特定の範囲内では様々な値を取ります。tanθの主な特徴として、tanθは周期がπであること、θ = π/2 + nπ (nは整数) で定義できないことが挙げられます。
また、tanθは、0≦θ<π/2では正の値を、π/2≦θ<3π/2では負の値を取ります。
不等式の解法手順
与えられた不等式は -√3 < tanθ < 1 です。この不等式を解くために、まずtanθが-√3より大きく、1より小さい範囲を求めます。
tanθが-√3と1を取るθの値をそれぞれ求めて、次にその範囲を特定します。
tanθ = -√3とtanθ = 1 の解を求める
tanθ = -√3 の解は、θ = -π/3 + nπ (nは整数) で得られます。これを範囲 0≦θ<2π で求めると、θ = 2π/3 と 5π/3 が得られます。
tanθ = 1 の解は、θ = π/4 + nπ (nは整数) で得られます。これを範囲 0≦θ<2π で求めると、θ = π/4 と 5π/4 が得られます。
不等式の解の範囲
この時点で、tanθ = -√3 と tanθ = 1 の解がそれぞれ θ = 2π/3, 5π/3 と θ = π/4, 5π/4 であることがわかります。
次に、tanθが-√3より大きく、1より小さい範囲を特定します。この範囲は、次の区間になります。
- 2π/3 < θ < π/4
- 5π/4 < θ < 5π/3
まとめ
不等式 -√3 < tanθ < 1 を解くと、θは次の範囲に該当します。
- 2π/3 < θ < π/4
- 5π/4 < θ < 5π/3
これが、与えられた範囲内でtanθが-√3と1の間にあるθの値です。
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