イギリスの大学院で心理学を学ぶことが決まっているあなたにとって、進学前に読むべき書籍や準備すべき内容は重要な課題です。特に「コンバージョンコース」では、学部から修士レベルの内容を急速に学ぶ必要があるため、適切な書籍を選ぶことが学びのスタート地点となります。この記事では、心理学の専門書と、学びの進め方について解説します。
コンバージョンコースとは?その概要と特徴
まず、「コンバージョンコース」というのは、心理学を学んでいない学部卒業生が、大学院で心理学を学べるように設計されたコースです。このコースでは、通常の学部課程で学ぶ内容を1年間で習得し、修士レベルの内容に到達することを目指します。
そのため、通常の心理学専攻者に比べて、短期間で多くの知識を吸収し、実践的なスキルを身につける必要があります。特に、基礎的な心理学の理論と研究方法を理解することが重要です。
心理学の基礎を学べる書籍の選定
すでに「社会心理学」や「認知心理学」などの書籍を読み進めているあなたにとって、次に取り組むべき書籍はどのようなものでしょうか?以下に、大学院レベルの学びをサポートするおすすめの書籍を紹介します。
1. **『Introduction to Psychology』**(James W. Kalat著): 初学者向けに心理学の基本的な概念や理論をわかりやすく解説した一冊です。学部レベルの内容を網羅しており、心理学の全体像を理解するのに役立ちます。
2. **『Research Methods in Psychology』**(Beth Morling著): 心理学の研究方法に焦点を当てた書籍で、大学院で必須となる実験デザインやデータ解析方法を学ぶことができます。特に研究方法を学ぶ際に必要不可欠な一冊です。
読書の進め方と学びのペース
コンバージョンコースでは、1年間で多くの心理学の基礎を学び、実践的なスキルも身につける必要があるため、効率的な学習が求められます。おすすめの進め方としては、基礎的なテキストをまず読み、その後で応用的な内容に進むことです。
例えば、心理学の基礎的な理論や研究方法を学んだ後で、実際に実験や調査のデータを使った分析の方法を学びます。このプロセスは、心理学を深く理解するために非常に重要です。
「New Liberal Arts Selection」シリーズの理解と活用
「New Liberal Arts Selection」シリーズの『社会心理学』や『認知心理学』をすでに読んでいるとのことですが、これらの書籍は主に学部レベルの内容をカバーしています。特に、社会心理学と認知心理学は心理学の中でも基礎的かつ重要な分野であり、大学院での学びに役立つ基盤を作るには最適です。
ただし、大学院のカリキュラムでは、これらの分野をさらに深く掘り下げた内容が求められるため、次に取り組むべきはより高度な学術書や論文、あるいは専門的なテキストです。これらの書籍は、学部から修士レベルに進むための足掛かりとなります。
まとめ:効率的な学びのために
イギリスの大学院で心理学を学ぶためには、基本的な心理学の理論をしっかり理解し、さらに研究方法や応用分野に進むことが求められます。コンバージョンコースは厳しいプログラムですが、基礎的な知識をしっかり学んでおくことで、大学院での学びをスムーズに進めることができます。
また、進学前に心理学の専門書を読んでおくことは、あなたの学びにとって非常に有益です。特に、基礎的なテキストや研究方法を網羅した書籍を選ぶことで、大学院のカリキュラムに適応しやすくなります。
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