中国語圏のファンの間では、第五人格(Identity V)のキャラクター同士のカップリング名に独自の命名センスが光ります。中でも注目されているのが、「骨」という文字が入ったカップリング名です。この記事では「约骨」「夜骨」「骑骨」などのCP名に見られる「骨」の意味や背景について解説します。
「骨」がカップリング名に使われる理由
「骨」は、第五人格に登場する特定のキャラクター——『写真家 ジョゼフ』の弟・オスカー(原名:Aesop Carl)、通称“骨面”や“骨兄弟”と呼ばれる存在に由来しています。オスカーの外見やキャラ設定が「死」や「遺体処理」といった要素と関係することから、「骨(=骨格、死体)」という印象的な記号がファンの間で自然に定着しました。
その結果、オスカーが含まれるカップリングは「骨」で表すという命名法が生まれたのです。
具体例で見る「骨」CP名
以下の表は、中国語圏のファンの間で使われている代表的な「骨」カップリング名とその由来キャラをまとめたものです。
CP名 | 構成キャラ | 意味・由来 |
---|---|---|
约骨 | 写真家ジョゼフ + オスカー | 「约」はジョゼフ(約瑟夫)の略称 |
夜骨 | 夜の番人(ナイトウォッチ)+ オスカー | 「夜」は夜の番人の頭文字 |
骑骨 | 騎士(ナイト)+ オスカー | 「骑」は騎士の略、姉弟設定が人気 |
なぜ「メインキャラでないキャラ」が「骨」で表されるのか?
この命名には「記号性」と「省略性」という中国語文化圏ならではの特徴があります。ファンの間ではキャラの全名を毎回書くのは煩雑なため、特徴的な外見や設定にちなんだ漢字1文字で表す習慣があります。
オスカーは「遺体修復師」であり、衣装なども白衣に骨のモチーフが使われるなど、非常に印象深いデザインであるため「骨」という文字が自然と代表記号になりました。
「骨」以外にもある?中国語CP略称の文化
中国語圏では、このように漢字1文字でキャラを表す命名が盛んです。例として。
- 慈医(慈善家+医師)
- 佣律(傭兵+弁護士)
- 舞囚(舞女+囚人)
いずれもキャラの特徴や役職名を漢字で抽出して組み合わせているのが特徴です。
まとめ:文化的背景を知ることでCP名の理解が深まる
「骨」が使われるのは単なる文字遊びではなく、キャラクターへの深い愛着や、視覚的・記号的なイメージの共有から生まれたファン文化です。中国語圏の命名センスを知ることで、より多角的に第五人格の世界を楽しむことができます。
今後、第五人格をプレイする際には、こうしたCP名の背景にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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