三菱電機のサーボ位置決めユニットMR-J3からMR-J4に変更する際に発生する問題について、特にMR Configurator2のバージョンに関するエラーと、その解決方法について解説します。GX-Works2を使用してQD75MH4からQD77MS4への設定変更を行う際の注意点や、サーボパラメータの変換に関する正しい操作方法も紹介します。
MR-J3からMR-J4への変更手順と問題点
MR-J3からMR-J4への変更は、サーボモーターやドライブユニットのアップグレードに伴う操作です。
変更後、GX-Works2を使用してQD75MH4からQD77MS4への設定変更を一括で行うことが可能ですが、その際に「MR Configurator2 Version 1.165X以降がインストールされていないため、本機能は利用できません。」というエラーメッセージが表示されることがあります。この問題は、MR Configurator2がインストールされていない、またはバージョンが古いために発生します。
MR Configurator2 Version 1.165X以降のインストール方法
MR Configurator2のバージョン1.165X以降をインストールするためには、三菱電機の公式サイトから最新のソフトウェアをダウンロードする必要があります。
しかし、最新のMR Configurator2は三菱電機のサポートページでは直接検索できない場合があります。そのため、MR Configurator2を手動でダウンロードする手順として、三菱電機の「ダウンロードセンター」や「サポートページ」にアクセスし、必要なソフトウェアを探してインストールすることをお勧めします。
サーボパラメータ設定の正常性確認
「MR Configurator2 Version 1.165X以降」のエラーメッセージが表示された場合でも、実際にサーボパラメータが正常に設定されている可能性はあります。
パラメータの設定自体は、GX-Works2を使用して問題なく反映されていることが多いため、表示の問題だけで実際のサーボ設定には影響しないこともあります。しかし、パラメータ設定が正しく行われているかを確認するためには、実際にモーターやドライブユニットを動作させて、挙動をチェックすることをお勧めします。
MR Configurator2の代替手段とトラブルシューティング
MR Configurator2が正常に動作しない場合の代替手段として、GX-Works2のパラメータ設定機能を利用することができます。
また、トラブルシューティングとしては、ソフトウェアの再インストールや最新のドライバやファームウェアを確認することが有効です。さらに、三菱電機のサポートセンターに問い合わせて、ソフトウェアの最新版やパッチが提供されているか確認することも重要です。
まとめ
MR-J3からMR-J4への変更に伴う問題は、MR Configurator2のバージョン不足やソフトウェアの不具合によるものが一般的です。
サーボパラメータの設定には問題がない場合が多いですが、エラーメッセージが表示されることで不安を感じることもあります。MR Configurator2を最新版にアップデートすることで問題を解消し、正常な設定を行うことができます。また、必要に応じて三菱電機のサポートセンターに問い合わせることもおすすめです。
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