数学の問題で、x² + px – 16 = (x + a)(x + b)の形に因数分解できるような整数pを求める問題があります。この問題を解くには、因数分解の方法を理解し、pとして考えられる整数の個数や最大の数を求める必要があります。この記事では、その解法をステップバイステップで解説します。
問題の理解と因数分解の準備
問題文にある式x² + px – 16は、右辺の(x + a)(x + b)という形に因数分解できることが条件です。このため、まずは因数分解の基本的なルールに従って、式を展開してみましょう。
右辺を展開すると、次のような式になります。
(x + a)(x + b) = x² + (a + b)x + ab
この式を元の式x² + px – 16と比較すると、x²の係数が一致しており、次のような条件が得られます。
- p = a + b
- ab = -16
ここで、ab = -16となるような整数aとbの組み合わせを求める必要があります。
ab = -16を満たす整数の組み合わせ
次に、ab = -16を満たす整数aとbの組み合わせを考えます。ab = -16となる整数ペアは次の通りです。
- (1, -16)
- (-1, 16)
- (2, -8)
- (-2, 8)
- (4, -4)
- (-4, 4)
これらの組み合わせは、aとbが整数である必要があるため、整数ペアとして有効です。
pの値の計算と個数の求め方
次に、aとbの組み合わせごとにp = a + bを計算します。各組み合わせについて計算してみましょう。
- (1, -16): p = 1 + (-16) = -15
- (-1, 16): p = -1 + 16 = 15
- (2, -8): p = 2 + (-8) = -6
- (-2, 8): p = -2 + 8 = 6
- (4, -4): p = 4 + (-4) = 0
- (-4, 4): p = -4 + 4 = 0
これらの計算結果から、pとして考えられる値は-15, 15, -6, 6, 0の5つです。
最大のpの値とその個数
pとして考えられる値の中で最大の値は15です。また、pとして考えられる整数の個数は5つです。
まとめ
この問題では、x² + px – 16 = (x + a)(x + b)という式を因数分解し、ab = -16を満たす整数aとbの組み合わせを求め、その組み合わせからpの値を計算しました。
pとして考えられる整数の個数は5つ、最大の値は15となります。
コメント