アニメ「炎炎ノ消防隊」のキャラクター、赤丸が使う技「赤月」の威力がTNT換算で爆薬76万トン分という説明がありました。これが実際の兵器の威力と比較してどのくらいのものになるのか、気になる方も多いでしょう。ここでは、TNT換算の威力を実際の兵器に例えて、どれくらいの規模かを解説します。
TNT換算とは?
TNT換算は、爆発のエネルギーをトリニトロトルエン(TNT)の爆発エネルギーを基準にして比較する方法です。1トンのTNTが完全に爆発した際のエネルギーを1トンTNT換算とし、これを使ってさまざまな爆発の規模を比較することができます。
爆薬76万トンはどれくらいの規模か?
76万トンのTNT換算は非常に大きな規模の爆発を意味します。例えば、広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)の威力は約1.5万トンTNT相当とされています。これと比較すると、76万トンTNTは広島型原爆の約50倍の威力になります。
他の兵器と比較してみよう
76万トンTNTの爆発力は、近代の核兵器とも比較できます。たとえば、アメリカの「B83」型核爆弾の最大出力は約1.2メガトンTNT(1メガトン=100万トン)であり、これは赤月の威力と同じか、それを超える規模と言えるでしょう。B83の爆発力は広島型原爆の約80倍に相当します。
威力のイメージを掴むために
76万トンTNTの爆発は、実際の兵器で言うと非常に大規模なものです。地震や津波のような自然災害のエネルギーと比べても、十分に印象的な数値です。例えば、マグニチュード7の地震で発生するエネルギーはおおよそ10の15乗ジュールに相当し、その規模の地震を引き起こすエネルギーと比べても十分に威力があります。
まとめ
赤丸が使う赤月の威力がTNT換算で76万トンというのは、実際の兵器と比較しても非常に強力なものです。広島型原爆の50倍、現代の核兵器とも比肩する規模の威力を誇ります。このようなスケールの威力を持つ技がアニメの中でどのように表現されるのか、改めてその迫力を感じることができます。
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