初項と第12項から求める等比数列の公比の計算方法

数学

等比数列では、初項と任意の項を使って公比を求めることができます。ここでは、初項が100で第12項が2000(おおよそ2000)である等比数列における公比を求める方法について解説します。公比を近似値で求める方法をステップごとに紹介し、計算過程をわかりやすく説明します。

1. 等比数列の一般的な式

等比数列の一般的な式は次のように表されます。

an = a1 * rn-1

ここで、anはn番目の項、a1は初項、rは公比です。この式を用いることで、任意の項を求めることができます。

2. 初項と第12項を使って公比を求める

今回の問題では、初項a1が100、第12項a12が2000と与えられています。この情報を使って公比rを求めるために、次の式を使用します。

a12 = a1 * r12-1 = 100 * r11

これを2000に等しいと設定して、次のような方程式を得ます。

2000 = 100 * r11

r11 = 2000 / 100 = 20

ここで、r11 = 20となるので、rを求めるには、両辺の11乗根を取ります。

3. 公比の計算

r11 = 20の両辺に11乗根を取ることで、rを求めます。

r = 201/11

201/11を計算すると、r ≈ 1.427となります。したがって、この等比数列の公比は約1.427となります。

4. 近似値を使った計算方法

実際に計算する際には、近似値を使用しても問題ありません。今回の問題では、r ≈ 1.427と近似値で求めることができました。こうした近似値を使うことで、計算が簡便になり、必要な範囲で十分な精度を持った答えを得ることができます。

5. まとめ:公比の求め方と注意点

等比数列の公比を求めるためには、初項と任意の項を使って、その項の一般式を立てることが重要です。今回の問題では、初項と第12項を用いて公比を求めましたが、近似値を使うことで簡便に計算できます。

このような計算方法を理解しておくことで、他の等比数列に関する問題にも応用することができ、数学の理解が深まります。必要に応じて近似値を使用することも選択肢の一つであるため、状況に応じたアプローチを取ることが大切です。

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