中学の数学の問題で、「直線y=-2x+3に平行で、点(2, 9)を通る直線の式を求めなさい」というものがあります。この問題を解くには、平行な直線の性質を利用し、点と傾きから直線の方程式を求めます。この記事では、ステップバイステップでその解法を解説します。
平行な直線の傾きは同じ
まず、この問題のキーポイントは「平行な直線」という条件です。平行な直線は、傾きが同じです。元々の直線の方程式がy=-2x+3なので、この直線の傾きは-2です。
つまり、求める直線も傾きが-2であることがわかります。このことを基にして、次に進みます。
点(2, 9)を通る直線の方程式
次に、点(2, 9)を通る直線を求めます。直線の方程式は「y = mx + b」の形です。ここで、mは傾き、bはy切片(直線がy軸と交わる点)を表します。
すでにわかっているのは、直線の傾きmが-2であることです。したがって、直線の方程式は次のように書けます。
y = -2x + b
y切片bを求める
次に、点(2, 9)がこの直線上にあることを利用して、y切片bを求めます。点(2, 9)はxが2、yが9なので、この値を直線の方程式に代入します。
9 = -2(2) + b
これを解くと。
9 = -4 + b → b = 13
したがって、y切片bは13です。
求める直線の方程式
傾きmが-2、y切片bが13であることがわかりましたので、求める直線の方程式は次のようになります。
y = -2x + 13
これが、直線y=-2x+3に平行で、点(2, 9)を通る直線の方程式です。
まとめ:平行な直線の求め方
この問題では、「平行な直線」という条件を使って、まず元の直線と同じ傾きを求め、その後、点(2, 9)を通る直線の方程式を求めました。最終的に、直線の方程式はy = -2x + 13となりました。
平行な直線を求める基本的な方法は、傾きを一致させ、その後で指定された点を使ってy切片を求めることです。これをしっかり理解すれば、似たような問題も簡単に解けるようになります。
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